ファイナリストの進路・活躍
鈴木 悠美さん
Webコンへの挑戦で「社会のために、何ができるか」を考えるようになった。
高校: | 芝浦工業大学柏中学高等学校 |
大学: | 筑波大学 情報学群 情報メディア創成学類 在学中(AC入試合格) |
コンテストの経験は、大学進学やこれまでの進路にどのような影響がありましたか?
Webコンテストでは女性の社会問題や子供の貧困問題を独自の視点で取り組み、多くのメディアで取り上げていただきました。
問題の本質を多くの人に知ってもらい、自分のこととして考えてもらうきっかけを作ったことは、自分の得意なWeb技術で人の役に立つことができるという自信になりました。
また、自分自身も社会問題への取り組みから深い問題意識を持つようになり、将来「自分が何をやりたいか」よりも「自分は社会のために何ができるか」を考えるようになりました。そして、専門分野を勉強し技術を高めたいと思い、Webコンテストと韓国e-ICON世界大会での経験・考察をまとめ、今の大学をAC受験しました。
これまでの歩みを振り返り、コンテストに参加して学んだこと、得た成果は何だったでしょうか?
Webコンテストは、長期に渡りチームで協力して一つの作品を作り上げていくことに意義があります。チームの結成、役割分担、情報の共有といった一連の活動の中で、それぞれが、お互いに知識や知恵を出し合い、補完し合いながら、作品制作という協同作業を進めていくことで、新たな課題を発見し、それを解決していく能力を身につけることができました。
3回の出場ともチームリーダーを務めたことで、マネジメントの難しさと大切さを実感し、少しずつスキルアップしてきました。
この経験は、その後のご自身の学習活動にどのように活かされていますか?
今はまだ大学に入学したばかりですが、この大学には私が学びたいことが沢山あります。今後は、認知科学やインタラクティブシステムを学び、弱い立場にある人たちに必要な情報を適切に提供する方法や、社会的支援をする人々をICT技術で二次支援する方法などを学び、韓国e-ICON世界大会で取り組んだような、子供の精神安定を図るアプリケーション作りなどにも取り組みたいと考えています。自分だけでは実現し得ないことも、多くの人々の協力を得て作り上げるプロセスをWebコンテストで学んだことは、今後の私の力になると思います。
受賞作品
- 「SITK子ども貧困サミット」 (第18回全国中学高校Webコンテスト 文部科学大臣賞/プラチナ賞 受賞)
- 「女性の輝く未来の扉」 (第17回全国中学高校Webコンテスト総務大臣賞/プラチナ賞 受賞)
- 「あなたの飲んでいるクスリは治療薬?毒?」 (第16回全国中学高校Webコンテスト プラチナ賞 受賞)
- 第6回 e-ICON世界大会出場(日本代表)(Best Innovation Award 受賞)