ファイナリストの進路・活躍

目黒 敬久さん

meguro

メンバーと協力して、一つのものを創り上げる「術」を学べた

高校: 芝浦工業大学附属中学高等学校
大学: 芝浦工業大学 工学部 情報通信工学課程 情報工学コース 在学中

コンテストの経験は、大学進学や今の職業やこれまでの進路にどのような影響がありましたか?

もともと、デザイン系や機械系など、興味のある分野が複数あり、どこに行くべきなのか悩んでいましたが、Webコンテストに向けて、メンバーと一緒に、無心でWebサイトを創っていくうちに、それに全く疲れや飽きを感じない自分に気が付き、自分が他の何よりも情報系が好きなことを自覚しました。そして、大学の進学先として、情報通信工学課程の情報工学コースを選びました。

これまでの歩みを振り返り、コンテストに参加して学んだこと、得た成果は何だったでしょうか?

Webサイトの制作技術が向上したのはもちろんですが、一番参加して良かったと思うことは、メンバーと協力して、一つのものを創り上げる「術」を学べたことです。

Webサイト制作は、作業量が多いため、絶対に一人で創り上げることはできません。できたとしても、その人のセンスに偏ってしまって、良いものができません。私自身、このWebコンテストに参加するまでは、誰かと協力するのが苦手で、いつも一人で突っ走ってしまっていました。しかし、このコンテストを通して、メンバーと頻繁に話し合う中で、意見をただぶつけ合うのではなく、どうしたら「サイトが良い方向に向かうか」をお互いが第一に考え、行動していくことの大切さを学びました。また、それとは別に、自身が制作したものが実際に世に出て多くの人の目に触れることの「重み」も学ぶことができました。引用元は書いているか、誰かを傷つける表現になっていないか、取材した企業の許可はとっているか、すべての人に配慮したデザインになっているか、Webコンテストに出場したことで、これらの意識がより一層高まり、常日頃から意識できるようになりました。

この経験は、その後のご自身の学習活動や仕事にどのように活かされていますか?

高校時代、部活動で、広報課課長を務めており、Webコンテストの経験が大変役に立ちました。ホームページの運営が業務だったのですが、そのホームページは、先輩から引き継いだ、CMSを用いた本格的なウェブサイトで、Webコンテストでのコーディング経験がなければ、顧問や部員から頼まれた、サイトのリニューアルや、新しい機能の追加に対応できなかったと思います。また、高校3年生の文化祭では、実行委員会から、文化祭特設サイトの制作を任せていただきました。私たちに身近な、「Webサイト」を創る大会だからこそ、Webコンテストは、日常生活で活かせるタイミングが非常に多い大会です。

これから参加される方、ファイナリストを目指す方へのメッセージをお願いします。

これから参加される方へ
Webコンテストは、努力がそのまま結果につながる大会です。勝敗が一瞬で決まるスポーツ試合とは異なり、半年以上に及ぶ長い準備期間で、いかにメンバーと協力し、いかにたくさんの行動を起こし、いかにたくさんの時間を割いたかが、そのままWebサイトとして作品になり、結果に出ます。後悔の無いように、細部までとことんこだわり抜いて、ぜひファイナリストを目指してください!

受賞作品

  • 「未来プリンター」(第25回全国中学高校Webコンテスト 最優秀賞/文部科学大臣賞/プラチナ賞 受賞)