全国中学高校Webコンテストとは
全国中学高校Webコンテストは、3~5人の生徒がチームを組み、一つのWeb作品を作り、その制作過程と成果を競うコンテストです。
応募区分は「学習教材」または「問題解決」の二つの区分があり、それぞれ期待される成果は異なりますが、いずれの場合も、1つのものを作り上げていくために、長期にわたってチームメンバーの協調学習(調査や制作役割の分担や調整力)が求められ、そのプロセスや成果が評価の対象となります。
優秀な作品はファイナリストとして発表され、文部科学大臣賞、総務大臣賞、経済産業大臣賞、特別賞が授与されるとともに、本サイトの教材ライブラリーで一般公開されます。
1996年、米国でスタートした本コンテストは、ThinkQuest(シンククエスト)という名称にて、国際的な教育プログラムとして全世界に広がり、日本では1998年に日本語による第1回コンテストが開催され、現在に至っています。
特徴
情報社会におけるプロダクト管理サイクルを体験
テーマの設定、チームの結成、役割分担、協力、知識・技術・情報の共有、より多くのユーザーに利用してもらうためのPR、といった当コンテストにおける一連の活動は、企業が一つの製品を作り、宣伝し、販売していくという「プロダクト管理サイクル」の流れと同じであり、実社会においても必ず役に立つものです。生徒たちは、コンテストへの参加を通じて、情報化社会におけるプロダクト管理サイクルを体験できるようになっています。 本コンテスト は、次世代を担う人材育成のための教育プログラムでもあります。※開発サーバーやドメイン名なども無償提供されます。
次世代に求められる能力を審査基準に
本コンテストの審査は3段階で行われ、次世代の情報社会で求められている能力を審査の基準としています。
また、第2次審査通過チーム(各部門上位20チーム)に対し、第2次審査員の評価をフィードバックし、最終審査前に作品の改良を課題としている点も他のコンテストにはない特徴です。
さらにファイナリストチームについては、プレゼンテーションと最終審査員との質疑応答も審査の対象になります。
審査基準へ
コーチング(先生の役割)
本コンテストは、先生から知識を学ぶ「講義型」の教育に対し、生徒が自ら考え、学んでいく「実践型」のプログラムです。教室で学んだ知識を生かし、自ら選んだ題材について調べ、まとめ、解決していく中で、生徒が成長することをねらいとしています。生徒の学習意欲を喚起し、生徒がもっているものをいかに引き出すかが、先生の重要な役割となります。
コーチの役割へ
主催団体について
全国中学高校Webコンテストは、特定非営利活動法人学校インターネット教育推進協会が主催しております。当協会の概要については、以下からご覧ください。
団体概要
名称 | 特定非営利活動法人学校インターネット教育推進協会 |
---|---|
設立 | 2003年6月 |
目的 | 学校におけるインターネットの活用を推進することにより、学校という枠組みだけでは実現が難しい学習・教育を、学校・政府・自治体・企業・市民のパートナーシップにより実現し、もって日本そして世界の将来を担う人材育成に資することを目的とする。 |
活動 | 次世代人材育成プログラムの企画・運営
|
役員
理事長 | 永野 和男(聖心女子大学 名誉教授) |
---|---|
理事 | 高橋 邦夫(学校法人高橋学園 千葉学芸高等学校 理事長・校長) |
理事 | 山下 達也(NTTコミュニケーションズ株式会社 イノベーションセンター IOWN推進室長) |
理事 | 原 克彦(目白大学 メディア学部 メディア表現学科 教授) |
理事 | 村井 純(慶應義塾大学 教授) |
理事 | 山西 潤一(上越教育大学監事 富山大学名誉教授 日本教育情報化振興会会長) |
理事 | 榎本 竜二(元 中央大学 非常勤講師) |
理事 | 小林 道夫(神奈川大学附属中・高等学校 校長) |
監事 | 吉川 厚(関東学院大学 理工学部 情報学系 教授) |
顧問 | 後藤 滋樹(早稲田大学 名誉教授) |
名誉会員 | 石川 宏(ナチュラル研究所所長・元NTTアドバンステクノロジ社長) |
名誉会員 | 大澤 愼一(元 昭和女子大学短期大学部 文化創造学科 客員教授) |
名誉会員 | 境 輝正(元 一般社団法人インターネットプロバイダー協会 専務理事) |
名誉会員 | 高橋 徹(令和4年12月20日にご逝去) (株式会社インターネット戦略研究所 代表取締役会長) |
名誉会員 | 坪 俊宏(グローバルコモンズ株式会社 代表取締役) |
名誉会員 | 五藤 博義(レデックス株式会社 代表取締役社長) |
50音順