第23回受賞作品

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「植物POWER」
中学生の部(Web教材・科学数学)

プラチナ賞
生 徒:小口 珠央・岩瀬 祐理菜・土橋 芙美
コーチ:中嶋 由紀子
所属校:芝浦工業大学柏中学校

【講評】
草木染めや、エッセンシャルオイルの作成など、身近な植物性食品廃棄物の活用経験をきっかけとして、食品ロス問題への興味・関心を喚起し、SDGsとの関連に気づいてもらうことも意図した意欲的な学習教材です。アンケートやインタビューもまじえ、図、写真、イラスト、説明文など、情報量が豊富でわかりやすく、教材としてよく整理されています。

「Flower recovery」
中学生の部(問題解決・学際)

プラチナ賞
生 徒:井岡 悠悟・阿部 健人・内海 太一・河野 真喜巳・井上 温人
コーチ:岡野 英樹
所属校:佼成学園中学校

【講評】
昨年の「FlowerPotion」に引き続き、今年度は「殺菌」という視点で、2年越しで「花の延命」をテーマに立派な研究成果にまとめてくれました。文献調査や企業へのインタビュー等、内容も充実し、手書きのイラストやタイムラプスなどWEBというメディアの特性に適した表現方法が使えている点も評価できます。

「Go To 献血 - 16歳からのボランティア - 」
高校生の部(Web教材・学際)

最優秀賞・文部科学大臣賞・プラチナ賞
生 徒:秋山 陽介・岡山 歩輝・船場 隼斗・正藤 美海・矢澤 乙葉
コーチ:村松 由行
所属校:芝浦工業大学柏高等学校

【講評】
献血が不足しているという課題に対して、自分たち若者に何ができるかという問題意識のもとに、血液・献血に関する多くの情報を収集し、大変わかりやすくまとめてあります。特に、施設訪問でのインタビューやアンケートを通して課題を掘り起こしている点、自ら献血を体験し、そこから若い世代へのメッセージを伝えるなど、学習するものに共感を与える素晴らしい教材です。ページデザインや色調、Webアクセシビリティへの配慮などもこの作品の質を高めています。

「私たちのボディーガード 〜免疫〜」
高校生の部(Web教材・スポーツ保健)

総務大臣賞・プラチナ賞
生 徒:髙橋 琉碧・中丸 梨夏・ 宮﨑 蒼良・山内 春佳・芦原 華穂
コーチ:八木 真也
所属校:岩田高校

【講評】
私たちの健康を支えてくれている「免疫」という専門的な情報をよく調べ、難しい内容を分かりやすく示そうという熱意が伝わってきます。「免疫」の説明に必要な細胞などをキャラクター化し、学習者の特性に合わせて動画と対話形式を選択できるようにするなど、興味を持続して学習が進められるように工夫されています。新型コロナウイルスが世界中で猛威を振る今だからこそ、「免疫」について正しく理解することが重要とわからせてくれる良い学習教材です。

「高校生の高校生による高校生のための黒人差別」
高校生の部(Web教材・学際)

経済産業大臣賞・ベストCM動画NeuroAI賞・プラチナ賞
生 徒:大竹 叶七・吉田 賢生・柴沼 纏
コーチ:柴沼 友樹
所属校:MarkCreativeSchool
(つくばインターナショナルスクール/茨城県立並木中等教育学校)

【講評】
黒人差別に関する多くの歴史的事実を、きれいなページデザインでまとめ上げた力作です。歴史的事実を並べるだけでなく、互いの因果関係など関連が見える工夫があれば、教材の質がより一層高まると思います。黒人差別は日本人にはなじみが薄いテーマです。それを、インターナショナルスクールと県立高校とを比較することでうまく浮き立たせるなど,アンケートの結果も興味深いものでした。黒人差別というより、人種差別が日本の国内では諸外国より多い可能性を示し、学習者に問題意識を喚起する良い学習教材です。

「Mission ~男女差別をなくせ~」
中学生の部(Web教材・学際)

金賞
生 徒:矢島 ほのか・野村 雪月・小林 思緒・髙橋 玲那
コーチ:堀端 慎一
所属校:芝浦工業大学柏中学校

【講評】
ジェンダーや男女差別に関する難しい問題について、全体がうまくまとめられた学習教材です。特に、自分たちが調べた事実を伝えることで問題提起しているところが素晴らしいです。「世界ジェンダーギャップ指数」が、4分野からというだけでなく、もう少し詳しく書いて、数字の読み方と、各国の数値の結びつきの解釈などがあると、一つのまとまりとして見ることの出来る、より素晴らしい教材になると思います。

「ムシできないムシの世界」
中学生の部(Web教材・学際)

金賞
生 徒:岩崎 由誠・石井 渉・土屋 友人・野木 美里
コーチ:木次 智子・渡部 陽仁
所属校:慶應義塾湘南藤沢中等部

【講評】
日本だけでなく世界の虫について、食用、医療、エネルギー、環境、工学など多角的に調べ、見る人が興味を持つように工夫し、整理されています。特に、工学分野での虫の部位の仕組みや今後の可能性など、大変興味深い内容に整理されています。また、食用については、調理法だけでなく、捕虫の方法までわかりやすく記述されていましたが、実際に調理した様子などがあると、もっと楽しかったかもしれません。

「落語って?」
中学生の部(Web教材・芸術文学)

金賞
生 徒:安藤 有沙・原竹 祐輝・須永ワイス 純代・辻谷 遥風・木俣 幸咲
コーチ:木村 諭
所属校:江戸川区立上一色中学校

【講評】
寿限無、ちりとてちんなど、日本文化のひとつである落語を詳細なイラスト動画と共に楽しむことができました。古典落語に目を向け、「あんこ」さんの語りとテロップなどで展開するデザインにも惹かれ聞き入ってしまいました。落語界の裏方の仕事や小道具、歴史、落語そのものの構成から落ちの種類まで、様々な内容がイラスト付きで準備されていて、落語を興味深く調べることができる大変分かりやすい学習教材です。

「Let's トラベル with コロナ」
高校生の部(問題解決・社会科学 )

金賞
生 徒:小林 未來・芝﨑 友珠・海老原 絢音・佐々木 胡桃
コーチ:沼畑 早苗・朝倉 彬
所属校:お茶の水女子大学附属高等学校

【講評】
コロナ禍に関連してクローズアップされた観光業へのダメージの現状と、その解決策について、真相を調査し、考察し、実証的に提言していくという取り組み姿勢が秀逸です。アイデアを次々に実証し、提言していくテンポの良さに活気を感じます。ややもすると結論に偏りが出がちなので、より広範な意見や試案を提示して読者に考えさせたり選ばせる工夫も必要でしょう。多様な表現を試みていますが、成果と表現手法が適合するように配慮しましょう。

「U are Biomedicalist!」
高校生の部(Web教材・学際)

金賞
生 徒:樋口 勇祐・丸山 陽生・小島 柊弥
コーチ:村松 由行
所属校:芝浦工業大学柏高等学校

【講評】
「バイオ医療」の現状や未来の姿を生命科学や生物学の理系分野と経済学や倫理学文系分野の両観点からまとめています。文献だけでなく、シンポジウムに参加したり、企業を取材したり、アンケートやインタビューを行うなど、自分たちの手足を使って情報を集めています。こうして集められた膨大な資料を、学習者にわかりやすくすっきりしたデザインで図やイラストに表現しています。集められた情報を自分たちで討論して考えなおしている点も評価できます。

「教育を「あたりまえ」に。 ~在留外国人が学校に行けない理由~」
高校生の部(問題解決・社会科学 )

金賞
生 徒:大保 双葉・武田 優・伊藤 りお・大河 暖・ヤシャレビッチ 満彩
コーチ:五十嵐 謙一
所属校:芝浦工業大学柏高等学校/mioc high school

【講評】
外国にルーツをもつ持つ子どもの現状について、Web上の資料を参照してデータを示しながら、よく分析しています。複数のインタビューを記事にまとめた努力と、実証実験への意欲的な取り組みは高く評価できます。サイト全体のデザインやイメージに統一感があり、ナビゲーションも分かり易く工夫されています。サマリーの動画は名案ですが、テキストによる要点記述も付加してUDに配慮するとよいでしょう。さらに、場面ごとの課題は、制度の課題なのかコミュニケーションの課題なのかを整理して提示するとよいでしょう。

「むしのタンパク宣言」
高校生の部(Web教材・社会科学)

金賞
生 徒:中嶋 脩太・松島 恵悟・金盛 寿美・吉田 光佑・大西 航太郎
コーチ:満田 早苗/重田 桂子
所属校:京都成章高等学校/京都市立西京高等学校

【講評】
正直なところ最初は「昆虫を食べる?」と引いてしまいましたが、地球に負荷をかけないたんぱく質の摂取が目的の「虫のタンパク宣言」と実食の記録がまとめられた分かりやすいWebサイトになっています。調理法から一歩踏み出した実際の調理と実食にとどまらず、その栄養価の分析を含めた結果の記載は、動画とともに興味深く見ることができました。食糧危機を回避するために世界的に注目されている「昆虫食」、読み進めていくうちに「食べてみようかな」と思えるようになりました。

「宇宙の旅をしよう!~安全に宇宙旅行をするには~」
中学生の部(問題解決・科学数学)

銀賞
生 徒:齊藤 達貴・池宮 陸人・永山 翔音・境野 晃太郎
コーチ:七井 亜聡
所属校:芝浦工業大学柏中学校

【講評】
小中学生の皆さんが夢を持つテーマで、興味を持ちながら読むことができる学習教材です。実際にJAXAに見学に行って調べ、そこで得られた情報が、小学生にとってもアクセスしやすいよう、上手にまとめられています。提示された情報が、本当に断定できる情報か、アクセスした人も含めて今後みんなで検討していくべき情報なのか整理されているとより良い学習教材になります。内容の表現についても、羅列的ではなく、もう少しストーリー性があるほうが良かったでしょう。

「Nipponのお米をたべよう」
中学生の部(問題解決・学際)

ベストドメインネーミング賞・銀賞
生 徒:矢土 大智・中村 透也・吉髙 僚眞・加藤 琉雅
コーチ:岩森 正治
所属校:玉城町立玉城中学校

【講評】
日本の米の問題について、地元のJAに取材に出向いて、自給率や生産法、味など様々な角度から調査していることは大変素晴らしいです。しかも、生産者だけで無く、消費者、流通にまで目を向けている点はなかなか気がつかないところだと思います。1年に1度しか収入が得られない米という経済的生産物をどうすれば維持出来るか、経済的観点にも目を向けていくとよいですね。また、その中で、米から派生した文化、特に日本に根ざしている文化などにも結びつくと、より面白かったと思います。

「蚊という生き物」
中学生の部(問題解決・社会科学 )

銀賞
生 徒:東 龍之介・下村 咲太・西堀 修斗・乾 倫己・菊池 煌汰
コーチ:岩森 正治
所属校:玉城町立玉城中学校

【講評】
身近な存在である「蚊」を対象として、ここまで詳しく調べてまとめているところは非常に魅力的です。特に、おそろしい生物だというまとめや、「蚊」を「発生させない」「予防する」「刺されない」という観点で、衛生面からまとめられているなど、全体の構成が素晴らしいです。これを見た児童、生徒たちが、自分たちもさまざまな視点で生き物やテーマについて探求してまとめよう、という気持ちになれるでしょう。Webデザインでは、他ページへの移動、前ページへの戻リなど、学習者の使い勝手を考慮した工夫があるといいでしょう。

「国民の3MUST!」
高校生の部(Web教材・学際)

銀賞
生 徒:徳永 麻那・福原 理央・宮川 優帆
コーチ:吉岡 由美子・永江 淳美
所属校:福岡雙葉高等学校

【講評】
本来学校で習っているはずの基本事項ですが、あらためて国民の義務という視点で3つに絞り、それでいて情報量も多く網羅している点は大変評価できます。3つの義務(項目)ごとに、「現状」→「法律」→「国際比較」の順の形で内容が統一的に構成されいるので、学習が進めやすくなっています。 ただ、国際比較が項目ごとに特定の数か国に偏り、広い視点での比較ができない点が残念です。グラフの見せ方も工夫した方がよいでしょう。

「睡眠と共に生きる」
高校生の部(問題解決・学際)

銀賞
生 徒:蝦名 海・岩田 涼雅・早坂 優良
コーチ:仲沢 浩則
所属校:Nozomiプログラミング&Webスクール
(仙台高等専門学校/宮城県仙台二華高等学校/仙台市立六郷中学校)

【講評】
ページのデザインが美しく統一感があり、重要語句にメリハリもついていてわかりやすいです。文字サイズの変更機能があるのが特に良いです。複数のインタビューが動画を含めた記事にまとめられ、詳細なニュアンスとともに理解できます。また、難しい睡眠の実証実験を、スマートフォンのアプリを使っているのも意欲的で高く評価できます。ただ、利用しているイラストがイメージ的な物が多く、もう少し本文理解の助けとなるような図版や写真があってもよかったように思います。

「Presentation; Our Next Frontier」
高校生の部(Web教材・学際)

銀賞
生 徒:大井 乃菜・仲又 みな美・畑 柊子・吉田 琴音
コーチ:河野 真也
所属校:東京学芸大学附属国際中等教育学校

【講評】
プレゼンテーションについてまとめています。視覚的に訴える条件を整理し、説得力のあるスライドを作るために、意思伝達の3つの手法:Ethos、Pathos、 Logosを紹介しています。発表の仕方では、スタートにインパクトを持たせること、ボディランゲージを活用することなどを紹介しています。必要な情報を網羅している点は評価できますが、それらを学習者に”身につけてもらう工夫”があると、より良くなると思います。

「ラブレター必勝法」
高校生の部(問題解決・芸術文学)

銀賞
生 徒:松本 紫葉・宮内 のどか・播本 亜海・中山 瑶子
コーチ:武善 紀之
所属校:日出学園高等学校

【講評】
想いを伝える方法としてラブレターを取り上げ、書き方、渡し方など成功するための要件を研究してまとめています。特に、書く内容や表現については、文例を用意して同世代に対するアンケートを実施し、その結果に基づく形で論理的に、よりよいラブレターの条件をまとめています。最初に想いを伝える、敬語を使う、マイナスなことを書かない、など具体的な項目として整理している点は評価できます。

「5G全解 ―未来は、始まっている。―」
高校生の部(Web教材・学際)

銀賞
生 徒:岩佐 慶太・荒木 悠翼・荻野 晶尚・小原 直也・田中 周吾
コーチ:塩屋 喬介
所属校:神奈川大学附属高等学校

【講評】
最近スマートフォンなどで広く使われ始めている5Gについて、通信にかかわるいろいろな技術とともによくまとめて説明している学習教材です。1G、2G、...や、それ以前からの通信の歴史、通信の仕組みについて、誰でも理解できるよう、わかりやすく説明されています。健康被害問題についても、多方面からの情報が吟味されています。教材サイト全体で、イラストや配色などのデザインも統一感があり、評価できます。

第19回以前の受賞作品は、旧サイトからご覧いただけます。