第24回全国中学高校Webコンテスト
最終審査結果発表

• ご挨拶
• 最優秀賞・大臣賞
• 特別賞
• 各賞（プラチナ賞・金賞・銀賞）
• 審査総評

ご挨拶

　コンテストの最終審査結果を発表する時期になりました。ここまで進めてこれましたのも、文部科学省、経済産業省、総務省をはじめとする後援団体、協力団体、参加された各学校、100人に及ぶ審査員の皆様、何より協賛いただいている各企業の協力のおかげと大変感謝しております。

　本年度のコンテストには、全国から、中学生の部　127チーム（497人）、200チーム（806人）、合わせて、327チーム（1,303人）の応募がありました。第１次審査、第２次審査、最終審査を経て最後まで残ったファイナリスト16チームに対し、新型コロナウイルスの影響のため、本年も一堂に会しての最終審査・授賞式の開催がかなわず、プレゼンテーション動画の提出と、オンラインでの質疑応答となりました。
しかし、コロナ禍で、学校での学習活動も制限を受ける中、例年に劣らない、時代にあった中高生らしい内容の力作が残ったのではないかと思います。受賞された皆さん、本当におめでとうございます。

　新しい学習指導要領では、生徒が主体的に課題意識を持ち、情報を収集したり、まとめたり、発信する探究的活動を進めることが求められています。その中に、学生同士の協調的な学習が含まれれば、理想的です。
　当コンテストに参加された中高生の皆さんは、人と人が出合い共同で作業することが極めて制限された環境の中でも、ICTを活用すれば、リモートでの制作やオンラインでのインタビューや取材を行うなど、質の高い探究活動が実践できることを示してくれたものと思います。

　当協会では引き続き、ICTを活用した探究活動の発表の場を提供し、新時代の人材育成に貢献していきたいと考えております。

学校インターネット教育推進協会 理事長　
永野 和男（聖心女子大学 名誉教授）
令和4年2月22日

※ベストCM動画NeuroAI賞への応募作品はこちらから閲覧可能です。

高校生の部

審査総評

ファイナリストの皆さん受賞おめでとうございます。

今年度は、中学生の部には、127チームが、高校生の部には200チームが応募されました。その中から厳正な第一次審査、第二次審査，最終審査を経て、この最後のファイナリストのステージに立たれた皆さんに、心からお祝い申し上げます。

Society5.0時代を担う児童生徒に求められる資質は、グローバル化に対応した世界の人々との協働作業能力や自律的に学ぶ力です。SDGsに謳われるようによりよい社会づくりに学んだ知識をいかに活かすかです。

さて、評価について言えば、「何が問題か、どう解決すればいいか、私たちに何ができるか等」、テーマへ迫る内容の深さとともに、調べまとめた成果を、この教材を利用する学習者にどう伝えるかが、作品の優劣にかかわる重要なポイントです。皆さんの作品には、興味関心を持たせるためのインパクトのある表現、グラフや表などデータによる説得力のある内容、わかりやすく、操作性のいいWebデザインなど、それぞれに様々な工夫が見られました。また、コロナ禍ということもあって、最後のプレゼンテーションは、動画やオンラインによる質疑応答という形式になりました。ここでも、自らの作品の素晴らしさをどうアピールするか、内容はもとより発表の態度についても重要です。

どれも素晴らしい作品とプレゼンテーションで評価にそれほどの差異はありませんが、あえて言えば、最優秀賞の文部科学大臣賞や優秀賞の総務大臣賞、経済産業大臣賞の大臣賞を受賞された皆さんの作品では、質の高い内容で、同世代の若者にぜひ考えて欲しいメッセージが強く出ていたと思います。

ファイナリストの皆さんはもとより、本コンテストに応募された皆さんが、チームで培った協働と探求の成果をこれからの学びに生かしてくださることを期待しています。

全国中学高校Webコンテスト 最終審査委員長　
山西 潤一（富山大学 名誉教授）