第23回全国中学高校Webコンテスト
最終審査結果発表

• ご挨拶
• 最優秀賞・大臣賞
• 特別賞
• 各賞（プラチナ賞・金賞・銀賞）
• 審査総評

ご挨拶

　今年も、コンテストの最終審査結果を発表する時期になりました。ここまで進めてこれましたのも、文部科学省、経済産業省、総務省をはじめとする後援団体、協力団体、参加された各学校、100人に及ぶ審査員の皆様、何より協賛いただいている各企業の協力のおかげと感謝しております。

　さて、コロナ禍の中で始まった本年度のコンテストには、全国から384チーム（1,541人）の応募があり、昨年を39チーム（221人）上回る結果となりました。第１次審査、第２次審査、最終審査を経て最後まで残ったファイナリストに対し、例年、プレゼンテーション・授賞式を東京で開催してまいりましたが、本年は新型コロナウイルスの影響により開催がかなわず、動画でのプレゼンテーションと審査、Webサイトでの結果発表という形になりました。受賞された皆さん、本当におめでとうございます。

　我が国では長期にわたる休校の中、オンライン授業への切り替えの遅れ等が指摘されましたが、当コンテストの中高生の皆さんはリモートでの制作やオンラインでのインタビューや取材を行うなど、この環境下でもICTを活用した探究活動が実践できることを、作品から見て取ることができます。
　新しい学習指導要領の実施、GIGAスクール構想の実現が加速する中、このような学びのスタイルは子どもたちの今後の日常になっていくものと思います。
　当協会では引き続き、ICTを活用した探究活動の発表の場を提供し、新時代の人材育成に貢献していきたいと考えております。

学校インターネット教育推進協会 理事長　
永野 和男（聖心女子大学 名誉教授）
令和3年3月9日

※ベストCM動画NeuroAI賞への応募作品はこちらから閲覧可能です。

高校生の部

審査総評

ファイナリストの皆さんおめでとうございます。

今年度は、中学生の部には、125チームが、高校生の部には259チームが応募されました。その中から厳正な第一次審査、第二次審査、最終審査を経て、この最後のファイナリストのステージに立たれた皆さんに、心からのお祝いと感謝を申し上げます。

ファイナリストになられたチームのどの作品も、社会を取り巻く喫緊の課題や文化的問題の解決に迫るテーマで、自らアンケートや実験を行い、その結果を持って、学習者に問題意識をもたせ行動を促すなど、大変素晴らしい内容でした。Web制作の技術的な面では、画面デザインや色調、Webアクセシビリティへの配慮など、年々技術の向上が見られます。プラチナ賞、金賞、銀賞をつけさせていただきましたが、評価にそれほどの差異はありません。あえて言えば、最優秀賞の文部科学大臣賞や優秀賞の総務大臣賞、経済産業大臣賞の大臣賞を受賞された皆さんの作品では、同世代の若者にぜひ考えて欲しいメッセージが強く出ていたと思います。

ファイナリストの皆さんはもとより、本コンテストに応募された皆さんが、チームで培った問題意識と協働の成果をこれからの学びに生かしてくださることを期待しています。

全国中学高校Webコンテスト 最終審査委員長　
山西 潤一（富山大学 名誉教授）