PRESS RELEASE
1998年7月17日 

 報道関係者各位

ThinkQuest日本プログラム事務局


教材Webページ 制作コンテスト

   ThinkQuest@JAPAN’98
(シンククエスト・アット・ジャパン’98)

【中学生・高校生の部】【大学生・社会人の部】

参 加 チ ー ム 募 集 の お 知 ら せ

☆米国で始まった ThinkQuest の日本語版コンテストです☆

☆応募作品は、学校で使える教材ライブラリーとして公開されます☆

☆生徒自身が教材を作ることを通じて、より深く学ぶことができます☆

☆学校の先生は「コーチ」としても「参加者」としても参加可能です☆

☆生徒も先生も Internet Style of Learning が体験できます☆


■ ThinkQuest@JAPANとは

 ThinkQuest は、1996年に米国で始まった教材Webページ(ホームページ)制作のコンテストです(主催:Advanced Network and Services)。参加者の対象は、中学生および高校生で、2〜3名の生徒が一つのチームを組み、半年〜1年かけて Webページを制作します。制作する作品のトピックは自由ですが、世界中で教材として活用される内容であることが条件となります。提出された成果が、インターネット上で教材として公開され、ライブラリーとして蓄積されていくという点において、ThinkQuest は、単なるコンテストの枠を越えた非常に画期的な教育プログラムと言えます。

 ThinkQuest@JAPAN は、上記 ThinkQuest の日本語版と言えるものです。ThinkQuest では、英語による Web作品をコンテストの対象にしていますが、これに対して、ThinkQuest@JAPAN では、日本語による Web作品をコンテストの対象にしています。

 ThinkQuest@JAPAN を企画するに至った大きな理由の一つは、多くの日本人中高生にとって最初から英語ベースの ThinkQuest に参加するには壁が高すぎるのではないかということでした。私共としては、コンテストを日本語ベースにすることによって、より多くの人々がこのプログラムに参加する機会を得られるものと確信しています。また同時に、ThinkQuest@JAPAN が広がることによって、英語ベースの ThinkQuest に対する日本からの参加者についても一人でも多くなることを期待しています。


■ ThinkQuest@JAPANの特徴

(1)「大学生・社会人の部」を設置

 ThinkQuest@JAPAN では、「中学生・高校生の部」に加えて、「大学生・社会人の部」を設けたことも大きな特徴となっています。これは、学校の先生を含む大学生・社会人に対してもコンテストに参加する機会を提供するとともに、今後、中学生・高校生のチームの「コーチ」の役割を担う人々に「参加者」としてコンテストに参加してもらい、プログラムをより深く理解して頂きたいという思いもあります。また、日本語ベースの教材作りに対して社会の様々な人々が参加できる機会を設けることによって、現在のインターネットを教育的な意味においてより豊かなものにしていけるのではないかと考えております。

(2)国際的なコンテスト

 ThinkQuest@JAPAN は、決して日本国内に閉じたコンテストではありません。私共はこのプログラムを、日本国外で生活している日本人、および、日本語を学習している人々にもオープンな国際的なコンテストにしていきたいと考えております。そのため、離れた人同士でもチームを組みやすくするため「チームメーカーデータベース」という仕組みも用意しました。このような試みもインターネットだからこそできる特徴だと考えております。


■ 募集要項
(1)名 称 ThinkQuest@JAPAN '98
(シンククエスト・アット・ジャパン '98)
(2)主 催 ThinkQuest 日本プログラム推進委員会
(委員長:石田晴久、副委員長:村井純、高橋徹)
(3)期 間 1998年7月〜1999年1月31日
(申込締切:98年9月30日、作品提出締切:99年1月31日)
(4)参加者
中学生・高校生の部
国内の中・高等学校、養護学校、盲学校、聾学校に在籍する生徒、海外の日本人学校に在籍する生徒、海外で日本語を学習している生徒で、1998年4月1日現在、12才〜17才であること。
チーム構成は、生徒2〜3名+コーチ1〜3名。チームを構成する生徒は、違う学校(違う国)の生徒でも良い。コーチは、先生、学校職員、生徒の保護者、保護者が指名した18才以上の者。
大学生・社会人の部
国内および海外在住の日本人、国内および海外で日本語を学習している人で、1998年4月1日現在、18才以上であること。2〜3名でチームを構成すること。
(5)応募作品 「科学・数学」「芸術・文学」「社会科学」「スポーツ・保健」「学際(複数の学問分野にまたがるもの)」のいずれかに属するトピックに基づいて制作された Webページで、中学生・高校生の教材となるもの。
(6)使用言語 日本語、または、日本語を含む多言語
(7)受賞各賞 5つの部門それぞれに対し第1位から第5位の賞が授与。また、最も優れた作品に、最優秀賞が授与。
(8)授賞式  1999年3月、於 日本(予定)
(9)審 査 審査委員については後日発表。
(10)Webサイト < http://www.thinkquest.gr.jp>


■ 過去の作品ライブラリーをご覧下さい

 ThinkQuest の全応募作品は、ルールに沿って作成されているか、教育的な価値があるかなどの確認がされた後、教材ライブラリーとしてインターネット上で公開されます。

  現在、株式について学ぶページ、環境に優しい街づくりをするためのページ、プログラミング言語 C++ を学ぶためのページ、世界のさまざまな手話を学ぶページ等々の作品 814点(ThinkQuest'96 提出作品:255点、ThinkQuest'97 提出作品:559点)がライブラリーに収められています。

 教材そのものは英語をベースとしたものですが、ThinkQuest'96、ThinkQuest'97 それぞれの受賞作品につきましては、日本語で簡単な解説を付け加えております。どうぞご覧下さい。

  < http://www.thinkquest.gr.jp/lib/>


■ お問い合わせ先

 ThinkQuest 日本プログラム事務局

 〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-15
         サンライズ新宿ビル7F
 E-mail:sec@thinkquest.gr.jp
 TEL:03-3204-8104 FAX:03-3202-2414