ThinkQuest ニュースレター No.6 (1999年12月10日)
発行:ThinkQuest 日本プログラム事務局
E-Mail:sec@thinkquest.gr.jp Webサイト:http://www.thinkquest.gr.jp/
目 次1.アット・ジャパン(ThinkQuest@JAPAN)
■ TQ@JAPAN '99 申込締切迫る!(募集締切は12月20日)
- TQ@JAPAN '99 最優秀賞は最新パソコン -2.インターナショナル(ThinkQuest International)
■ TQ '99 受賞チーム発表、日本から2チームがみごと「銀賞」を獲得! ■ TQ 2000 の応募受付開始!
1.アット・ジャパン(ThinkQuest@JAPAN)
■ TQ@JAPAN '99 申込締切迫る!(募集締切は12月20日)ThinkQuest@JAPAN は、2〜3名で一つのチームを組み、教材を制作するWebページコンテストです。今年度で第2回を迎える ThinkQuest@JAPAN '99 は、いよいよ12月20日に募集を締切ります。(作品提出締切は2000年2月29日)
制作された作品は、その教育的な価値や品質のみならず、作品が完成するまでにいかに協力しあえたか、インターネットの特性を活かしたインタラクティブ性のある作品かどうか、などが評価されます。
応募部門は「科学・数学」「芸術・文学」「社会科学」「スポーツ・保健」「学際(複数の学問分野にまたがるもの)」の5部門です。審査の結果、各部門ごとに「プラチナ賞」「金賞」「銀賞」が決定するとともに、部門を越えて最も優秀な作品には「最優秀賞」が与えられます。
今年度は、最優秀賞を受賞したチームの各生徒(大学生・社会人の部は各メンバー)へ、各1台ずつ最新パソコンが贈られる予定です。
ThinkQuest@JAPAN では、チームメンバーは必ずしも同じ学校や同じ国である必要はありません。このコンテストでは、自分が組みたい相手の興味分野、得意分野、使用できるパソコン周辺機器などの条件で相手を探すことのできるデータベース(チームメーカーデータベース)や、このコンテストへの参加に関心のある人たちの情報交換の場としてメーリングリストも用意しています。これらを活用してメンバー探しに役立てて下さい。
◎チームメーカーデータベース
http://db2.thinkquest.gr.jp/tq99/teammaker/◎メーリングリストへの登録
http://www.thinkquest.gr.jp/call/call4ml.html開催概要その他詳しくは次のURLをご覧下さい。
http://www.thinkquest.gr.jp/tqj99/index.html多くの皆さまの参加をお待ちしております。
2.インターナショナル(ThinkQuest International)
■ TQ '99 受賞チーム発表、日本から2チームがみごと「銀賞」を獲得!昨年11月より募集をしておりました ThinkQuest '99 には、世界78カ国、7,572人(2,596チーム)、日本からは65人(29チーム)が参加し、英語による教材Web作りに挑戦しました。
作品の提出は8月16日に締め切られ、最終的に744チームの作品が受理されました。その後、約2ヶ月間にわたって第1次・第2次審査が行われ、日本からの参加チーム2チームを含む26チームがファイナリストに選ばれました。ファイナリストに選ばれた生徒とコーチは、米国・ロサンゼルスに招かれ、審査員との面接形式で行われる最終審査に臨みました。
その結果、社会科学部門では、神奈川大学附属高等学校3年生の佐藤有希さんが南アフリカとアメリカの生徒とチームを組み、現代中国をテーマに扱った作品「Discovering China: The Middle Kingdom」が銀賞を受賞しました。
◎社会科学部門 銀賞「Discovering China: The Middle Kingdom」
http://library.advanced.org/26469また、科学・数学部門では、慶應義塾湘南藤沢高等部3年生の山田育矢さん、丸山貴代さん、山口真由子さんの宇宙論についてまとめた作品「The Cosmology - Explore the Largest Mystery」が同じく銀賞を受賞しました。なお、この作品は昨年度のThinkQuest@JAPAN '98 で最優秀賞を受賞した作品を更新し、英語版としたものです。
◎科学・数学部門 銀賞「THE COSMOLOGY -EXPLORE THE LARGEST MYSTERY-」
http://library.advanced.org/28181各生徒へは、それぞれ5,000ドルの奨学金、各コーチと生徒の所属する学校には1,000ドルの賞金が贈られました。受賞者の皆さんはロサンゼルスで行われた最終審査および受賞の感想を次のように述べています。
◎佐藤有希さん(神奈川大学附属高等学校3年)
「多くの人が私のサイトに関心を示してくれたこと、私の片言の英語を熱心に耳を傾けて聞こうとしてくれたことがとてもうれしかったです。また、世界中に多くの友達ができたことはかけがいのない宝物です。」◎山田育矢さん(慶應義塾湘南藤沢高等部3年)
「ロスでのイベントは想像をはるかに越える程素晴らしく、改めてThinkQuestの規模の大きさを痛感しました。また、ファイナリストの作品は驚くほどに素晴らしいものばかりで、その中で日本語の壁を越えて銀賞を受賞できたことを今は誇りに思っています。」◎丸山貴代さん(慶應義塾湘南藤沢高等部3年)
「世界中から集まったファイナリストと、ThinkQuestという媒介を通して国境、言語、文化、人種を越えた新しい付き合いが生まれました。帰国した今もなお世界中から、距離と時差を感じさせないメールが毎日たくさん届きます。授賞式での感動を忘れず、この友人達との付き合いを大切に育んでいこうと思います。」◎山口真由子さん(慶應義塾湘南藤沢高等部3年)
「最終審査も含めて終始楽しく日程が進み、最終的には銀賞を頂く事ができました。さすがに素晴らしいサイトの揃うファイナリストに世界の広さを感じ、それと同時にその中での受賞を誇らしく思います。」さらに、小倉ちひろさん(岩手県立住田高等学校教諭)がコーチ役の一人を勤めた海外(アメリカ)チームの作品「The Art of Japan」は芸術・文学部門にて金賞を受賞しました。
◎芸術文学部門 金賞「The Art of Japan」
http://www.thinkquest.org/library/27458.shtml
■ TQ 2000 Internet Challenge が受付開始!ThinkQuest 2000 Internet Challenge の申込受付が開始されました。米国のWebサイトは「My ThinkQuest」というシステムが導入され、必要な情報だけを表示させるよう、自分専用のWebサイトにカスタマイズできるようになりました。また、参加申込も「My ThinkQuest」で登録をしてから手続きをする方式になっています。興味のある方は、下記のURLへアクセスをして「My ThinkQuest」へアクセスするためのユーザーIDとパスワードを取得して下さい。
◎「My ThinkQuest」の概要
http://www.thinkquest.org/my_tq/◎「My ThinkQuest」への登録ページ
http://www.thinkquest.org/my_tq/signup.shtml
ThinkQuest 2000 Interent Challenge の日本語情報につきましては、ただ今準備中です。今しばらくお待ち下さい。
<ThinkQuest 2000 開催概要>
◇名 称 : ThinkQuest Internet Challenge 2000 ◇主 催 : Advanced Network & Services, Inc. ◇期 間 : 1999年11月〜2000年11月
(申込み締切:2000年5月1日、作品提出締切:2000年8月15日)◇参加者 : 中高生(2000年5月末現在12〜19歳の生徒。1チームの構成は、生徒2〜3名+コーチ1〜3名。1チームを構成する生徒は、違う学校(違う国)の生徒でも良い。コーチは、先生、学校職員、生徒の保護者、保護者が指名した18歳以上の者。) ◇応募作品 : 「科学・数学」「芸術・文学」「社会科学」「スポーツ・保健」「学際(複数の学問分野にまたがるも の)」のいずれかに属するトピックにもとづいて制作されたWebページで、他の生徒の教材となるもの。 ◇使用言語 : 英語、または、英語を含む多言語 ◇受賞各賞 : 審査の結果、各部門毎に「プラチナ賞」「金賞」「銀賞」が決定されるとともに部門を超えて、最も優秀な作品には「最優秀賞」が与えられます。「最優秀賞」を獲得したチームには生徒一人につき、25,000ドルの奨学金が授与されます。 ◇授賞式 : 2000年11月、於エジプト・カイロ ◇審 査 : Internet Society
なお、引き続き ThinkQuest 2000 参加ガイド(英文、CD-ROM付)を無料配布しております。ご希望の方は、次のURLへアクセスをして、お申し込み下さい。http://www.thinkquest.gr.jp/call/index.html
ThinkQuest(シンククエスト)について
ThinkQuest は、1996年に米国で始まった、教材 Webページ制作のコンテストです。2〜3名の中・高校生が一つのチームを組み、半年〜1年かけて Web作品(英語)を制作します。制作する作品は、世界中で教材として活用される内容であることが条件となります。応募部門は、「科学・数学」「芸術・文学」「社会科学」「スポーツ・保健」「学際(複数の学問分野にまたがるもの)」の5部門です。最優秀賞を受賞したチームの生徒には25,000ドル(約300万円)の奨学金が授与されます。
ThinkQuest@JAPAN(シンククエスト・アット・ジャパン)について
ThinkQuest@JAPAN は、ThinkQuest の日本語版と言えるものです。「中学生・高校生の部」に加えて、「大学生・社会人の部」もあります。日本国内外にいる日本人、および、日本語を学習している人々が参加できる国際的なコンテストを目指しています。
日本における ThinkQuest の推進体制
日本では、次のような推進体制によって、「ThinkQuest への日本からの参加促進・支援」と「ThinkQuest@JAPAN の運営」を行っています。
主催 ThinkQuest 日本プログラム推進委員会 共催 日本インターネット協会(IAJ) 後援 文部省、通産省(予定)、郵政省(予定) 特別協力 読売新聞社 協力 (社)日本教育工学振興会(JAPET)、こねっと・プラン協議会、(財)コンピュータ教育開発センター(CEC)、メディアキッズ・コンソーシアム、(財)科学時術教育協会(FEST)、不思議ネット研究協議会、教育とコンピュータ利用会(ACE)、(社)日本PTA全国協議会 協賛 メーカー、通信関連、教育関連、出版関連の企業