ThinkQuest ニュースレター No.5 (1999年11月2日)
発行:ThinkQuest 日本プログラム事務局
E-Mail:sec@thinkquest.gr.jp Webサイト:http://www.thinkquest.gr.jp/
目 次1.アット・ジャパン(ThinkQuest@JAPAN)
■ TQ@JAPAN '99 第2次募集開始決定(募集締切は12月20日) ■ 文部省が TQ@JAPAN '99 を後援 2.インターナショナル(ThinkQuest International)
■ TQ '99 セミファイナリスト発表 ■ TQ 2000 のルール公開、参加ガイド(英文、CD-ROM付き)の無料配布開始
1.アット・ジャパン(ThinkQuest@JAPAN)
■ TQ@JAPAN '99 第2次募集開始決定(募集締切は12月20日)今年度で第2回目を迎える ThinkQuest@JAPAN '99 は、10月31日に募集締切を迎え下記の通り応募がありました。
◎中学生・高校生の部 70チーム
◎大学生・社会人の部 55チームしかしながら、多くの皆様より募集締切日延期のリクエストを頂き、事務局内で検討した結果、第2次募集をすることに決定しました。第2次募集の締切は12月20日です。なお、今回の第2次募集締切が最終となりますのでご注意下さい。また、第1次募集と第2次募集とで参加者を区分するものではありません。いずれも、作品提出締切は2000年2月末です。
ThinkQuest@JAPAN では、チームメンバーは必ずしも同じ学校や同じ国である必要はありません。このコンテストでは、自分が組みたい相手の興味分野、得意分野、使用できるパソコン周辺機器などの条件で相手を探すことのできるデータベース(チームメーカーデータベース)や、このコンテストへの参加に関心のある人たちの情報交換の場としてメーリングリストも用意しています。これらを活用してメンバー探しに役立てて下さい。
◎チームメーカーデータベース
http://db2.thinkquest.gr.jp/tq99/teammaker/◎メーリングリストへの登録
http://www.thinkquest.gr.jp/call/call4ml.html開催概要その他詳しくは次のURLをご覧下さい。
http://www.thinkquest.gr.jp/tqj99/index.html多くの皆さまの参加をお待ちしております。
■ 文部省が TQ@JAPAN '99 を後援昨年度に引き続き、今年度のThinkQuest@JAPAN '99 に対する文部省のご後援が10月6日付けにて決定いたしました。
2.インターナショナル(ThinkQuest International)
■ TQ '99 ファイナリスト発表!昨年11月より募集をしておりました ThinkQuest '99 には、世界80カ国、7,572人(2,596チーム)、日本からは65人(29チーム)が参加し、英語による教材Web作りに挑戦しました。
作品の提出は8月16日に締切を迎え、最終的に744チームの作品が受理されました。その後、約2ヶ月間にわたって第1次・第2次審査が行われ、その結果、全作品の中からセミファイナリスト153チームが選ばれました。日本からの参加者を含む5チームが含まれています。
セミファイナリストの作品ページ:
http://www.thinkquest.org/library/tq99semi.shtmlセミファイナリストの発表に続き、10月15日にはファイナリスト27チームが発表されました。日本からの参加者が含まれている2チームも見事ファイナリストに選ばれました。
◎ チーム26469:社会科学部門:Discovering China: The Middle Kingdom
http://library.advanced.org/26469
◎ チーム28181:科学・数学部門:THE COSMOLOGY -EXPLORE THE LARGEST MYSTERY-
http://library.advanced.org/28181ファイナリストの作品ページ:
http://www.thinkquest.org/library/tq99finalists.shtmlファイナリストに選ばれた日本人の佐藤有希さん(チーム26469:神奈川大学附属高等学校3年)と山田育矢さん(チーム28181:慶應義塾湘南藤沢高等部3年)はそれぞれ次のように語っています。
◎佐藤有希さん
(南アフリカとアメリカの生徒と一緒に中国をテーマにした作品を制作)「他のメンバーとのコラボレーションに苦労しました。特に最初のころは、相手の英語が理解できないこともしばしばあったり、私も伝えたいすべてのことを伝えきれませんでした。 それでも、最後の1、2ヶ月はコラボレーションがスムーズにいき、冗談も交えながらチャットなどを通じてのメッセージ交換ができましたので、とても楽しかったです。私にとってThinkQuestは自分が考えていることを表現するための最高の機会でした。この機会を十分に生かせたことを嬉しく思っています。」
◎山田育矢さん
(昨年度の日本語版 ThinkQuest コンテストで最優秀賞を受賞した作品を充実させ英語版を作成し今回の国際版 ThinkQuest に挑戦)「ファイナリストになれて本当に感激しています。なにより楽しかった事はサイト制作よりも、他のメンバーとの交わりでした。友達として、仲間として、自分の人生において、かけがえの無い経験をできたと思っています。また、サイトを制作してユーザーが利用しているのを見るのも楽しいことで、新しいインターネット教育を一介の高校生が切り開けることにも生きがいを感じました。」
ファイナリストに選ばれた27チームの生徒達は、コーチとともに11月19日〜22日に米国ロサンゼルスにて開催されるThinkQuest イベントに招待され、最終審査を受けることになっています。結果発表は、同イベント最終日の授賞式にて行われます。
■ TQ 2000 のルール公開、参加ガイド(英文、CD-ROM付き)の無料配布開始まもなく ThinkQuest 2000 の申込受付が開始されます。それに先立ちルールが下記のURLにて公開されました。
http://www.thinkquest.org/tqic/tqic_rules.shtml
現在、事務局では、このルールの日本語訳を進めております。これにつきましては、別途ご案内させて頂きますが、開催概要につきましては下記の通りです。
<ThinkQuest 2000 開催概要>
◇名 称 : ThinkQuest Internet Challenge 2000 ◇主 催 : Advanced Network & Services, Inc. ◇期 間 : 1999年11月〜2000年11月
(申込み締切:2000年5月1日、作品提出締切:2000年8月15日)◇参加者 : 中高生(2000年5月末現在12〜19歳の生徒。1チームの構成は、生徒2〜3名+コーチ1〜3名。1チームを構成する生徒は、違う学校(違う国)の生徒でも良い。コーチは、先生、学校職員、生徒の保護者、保護者が指名した18歳以上の者。) ◇応募作品 : 「科学・数学」「芸術・文学」「社会科学」「スポーツ・保健」「学際(複数の学問分野にまたがるも の)」のいずれかに属するトピックにもとづいて制作されたWebページで、他の生徒の教材となるもの。 ◇使用言語 : 英語、または、英語を含む多言語 ◇受賞各賞 : 審査の結果、各部門毎に「プラチナ賞」「金賞」「銀賞」が決定されるとともに部門を超えて、最も優秀な作品には「最優秀賞」が与えられます。「最優秀賞」を獲得したチームには生徒一人につき、25,000ドルの奨学金が授与されます。 ◇授賞式 : 2000年11月、於エジプト・カイロ ◇審 査 : Internet Society
なお、現在 ThinkQuest 2000 参加ガイド(英文、CD-ROM付)を無料配布しております。ご希望の方は、次のURLへアクセスをして、お申し込み下さい。http://www.thinkquest.gr.jp/call/index.html
ThinkQuest(シンククエスト)について
ThinkQuest は、1996年に米国で始まった、教材 Webページ制作のコンテストです。2〜3名の中・高校生が一つのチームを組み、半年〜1年かけて Web作品(英語)を制作します。制作する作品は、世界中で教材として活用される内容であることが条件となります。応募部門は、「科学・数学」「芸術・文学」「社会科学」「スポーツ・保健」「学際(複数の学問分野にまたがるもの)」の5部門です。最優秀賞を受賞したチームの生徒には25,000ドル(約300万円)の奨学金が授与されます。
ThinkQuest@JAPAN(シンククエスト・アット・ジャパン)について
ThinkQuest@JAPAN は、ThinkQuest の日本語版と言えるものです。「中学生・高校生の部」に加えて、「大学生・社会人の部」もあります。日本国内外にいる日本人、および、日本語を学習している人々が参加できる国際的なコンテストを目指しています。
日本における ThinkQuest の推進体制
日本では、次のような推進体制によって、「ThinkQuest への日本からの参加促進・支援」と「ThinkQuest@JAPAN の運営」を行っています。
主催 ThinkQuest 日本プログラム推進委員会 共催 日本インターネット協会(IAJ) 後援 文部省、通産省(予定)、郵政省(予定) 特別協力 読売新聞社 協力 (財)コンピュータ教育開発センター(CEC)、こねっと・プラン推進協議会、メディアキッズ・コンソーシアム、(財)科学時術教育協会(FEST)、(財)国際協力推進協会(APIC)、(社)日本教育工学振興会(JAPET)、不思議ネット研究協議会、教育とコンピュータ利用会(ACE)、(社)日本PTA全国協議会 協賛 メーカー、通信関連、教育関連、出版関連の企業