制作者による作品紹介
幼い頃からの習慣やもったいないという考えから、日々の生活で食べ物を残さないように気をつけている人は多いと思います。しかし、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物、すなわち「食品ロス」は予想以上に多く、世界の食料援助量の2倍を超えているのが現状です。また、食品ロスは飢餓に苦しむ人々がいる中で大きな問題となっているだけでなく、ゴミの処理の問題やCO2の増加などの環境問題にも発展します。 日本で排出される食品ロスの約半数を家庭から出るものが占めています。この問題には私たちの生活が深く関係しているのです。だからこそ私たち一人ひとりが食品ロスを減らすことに協力すれば、問題の解決につながるはずです。 また、ロスを減らすためには、「食品ロスがなぜ出るのか」、「どうしたら減らすことができるのか」をたくさんの人々に知ってもらうことが解決につながるのではないかと考え、ウェブサイトを作りました。 私たちのサイトでは、食品ロスの現状を具体的に説明し、身近で取り組みやすい解決方法を提案しています。食品ロスを知らない人にもわかりやすいよう、理解しやすい言葉、イラストや写真を使用してデザインしています。ユニバーサルデザインにも配慮し、見やすい色を使用するなどの工夫をしました。多くの人がこのサイトを訪れ、食品ロスについて学んでくださることで、問題の解決に近づきたいと考えています。
最終審査員 小田 和美 (東京女子体育大学 准教授)
情報量はさほど多くはありませんが、こじんまりと、きれいにまとめられてる作品です。制作者の余裕が感じられ、安心してみることができます。海外レポート、私たちにできることなど、内容としては興味深く面白いのですが、文字が主体で読む分量が多いのが残念です。クイズの部分が平文になっていますが、参加型コンテンツにしてもらうと、楽しめたと思います。トップページのインパクトが弱いという意見もありました。