制作者による作品紹介
このサイトは、近年よく耳にする「ユニバーサルデザイン」(以下UD)について、UDの定義・歴史・身近なUD図鑑などのコンテンツによってわかりやすく高校生的な側面から紹介しているサイトです。このサイトを通して閲覧者がUDへの理解を深めると共に親しみをもってもらうことを目的としてサイト制作に取り組みました。 UDとは、ユニバーサルなデザイン、すなわち万人が平等に使うことのできるデザインのことです。授業やニュースで頻繁に取り上げられる言葉、概念でもあり、我々にとって馴染があるものでした。一方で、それが具体的に何であるかを考えてみると予想以上にはっきりせず、UDの正しい普及のためにも、これを解り易く解説していくべきではないかという考えに至りました。その結果、今回「UD」というテーマを扱うこととなりました。 「UDとは?」内の「UDの定義」「UDの歴史」「UDの対象」という項目では、UDの基本的な情報をまとめ、視覚的にも調整することでより見やすく解り易い構成となっています。 また「身近なUD図鑑」でサイト閲覧者の身近な物からUDを取り上げ解説することで、よりUDに対する関心を深めてもらうと共に、閲覧者の実感を伴った理解の助けになるよう、工夫しています。 他にも、UDへの理解を深めてもらうための「学習コンテンツ」を制作し、閲覧者自身にUDについて考察し納得してもらえるように取り組んでいます。
最終審査員 高橋 邦夫 (千葉学芸高等学校 理事長・校長)
ユニバーサルデザイン(UD)の考え方がわかりやすく伝えられています。サイト自体にもUDが適用され、見やすさや軽快な操作性など、読者への配慮が感じられます。クイズやワークシートも内容や組み込み方が工夫されており、学習教材としての完成度の高さに繋がっています。デザインの成功例・失敗例をより多く提示できれば、さらに理解が深まり、UDの普及に貢献できると思われます。