制作者による作品紹介
今、私たちが住んでいる地球では様々な問題が起こっています。人間によって自然が破壊されたり、人間によって持ち込まれた外来生物によって在来生物が絶滅の危機にさらされたりしています。そこでこのサイトでは、もう一度、自然というものの大切さを考えてみたいと思いました。また、私たちの学校に科学園と呼ばれているビオトープがありました。そして、ビオトープに注目し、人工的に自然を作りながら、自然の重要性について考えてみたいと思いました。 このサイトには四つの項目があります。 まず、「知ってみよう」という項目で、ビオトープに関する基本的な知識を学んでほしいと思います。ビオトープでよく見られる生き物や植物について解説しているページや生態系、外来生物問題、ビオトープ管理士などについて解説しているページがあります。 次に、「観察しよう」では、私たちの学校にあるビオトープを紹介する観察日記のページがあります。ビオトープの整備やそこで見つけた生き物などについて説明しているページです。 三つ目は、「体験しよう」で、水槽を使った小さなビオトープの作り方を書いています。また、近くの川に行って生き物を探したり探検したりしたことを書いたページもあります。 四つ目は、「遊んでみよう」で、FLASHを使って作ったゲームがあります。隠れている生物を探すゲームや、学校のビオトープを探検しているシミュレーションがあります。また、クイズで「知ってみよう」で学んだことを確認できます。 ビオトープを管理していて一番印象に残っていることは、イノシシに池の周りを掘り起こされて、それを直すのが大変だったことです。また冬にはびっくりするほどの落ち葉があって掃除するのが大変でした。このサイトを作ることで人間と自然がうまく共存していくことの大切さがわかりました。
最終審査員 原 克彦 (目白大学 社会学部 メディア表現学科 教授)
調査や観察で得た知識や体験した内容を、統一した見やすいデザインで分かり易くまとめています。実際にビオトープを作る説明では、写真や動画で作成過程などを示し、現在も観察を続けている様子が分かりました。中学生だけでなく、小学生高学年でもわかるので、ビオトープに関心を持ってもらえ、 作ってみようという気になると思います。