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制作者による作品紹介
皆さんは自分の食べているものが一体どこで作られて、どのように運ばれてきているか知っていますか? あまり実感がわかないかもしれませんが、私たちが食べているものは環境と密接な関わりがあります。例えば、フードマイレージという言葉があります。 フードマイレージとは、(食材の重さ×輸送距離)で表される指標であり、そのフードマイレージが大きければ大きいほど、つまり原産地からから私たちへの距離が長ければ長いほど、運ばれてくるものが多ければ多いほど、環境にはより負荷がかかっています。 そこで私たちは「地産地消」に注目しました。地産地消とは、「地元で作られたものを地元で消費する」という考え方です。これには環境に負荷をかけないことのほかに、生産者の顔が分かり安心感がある、地域の農業を活性化するといったメリットがあります。そして、この地産地消と関わりのある「GIAHS」を例にとり、持続可能な社会というものをより多くの人に知ってもらおうとこのwebサイトを作成しました。 グローバル化が進む今こそ、まずは身近な地域に目を向けることが大切だと思います。このwebサイトを見ることで、私たちの生活と環境問題が深くかかわっていることを理解し、実感することができるはずです! 環境に負荷をかけない生活をするにはどのようなことをすればいいのか、私たちと一緒に考えていただければ嬉しいです。
最終審査員 高橋 邦夫 (学校法人高橋学園 千葉学芸高等学校 理事長・校長)
世界農業遺産という新しいテーマやフードマイレージという考え方について紹介し、持続可能な農業システムについて考える意義深いサイトとなっています。イラストや文章・ルビなどの表現も、わかりやすく伝えるためによく工夫されています。地元に適合した農業の在り方と、それを支える地産地消などの取り組みについて、より体系的に深く学ぶための入門サイトとしても、活用度が高いものと思われます。