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制作者による作品紹介
コーチでもある学校の教師に現在の岸和田城が本来の姿ではないことを聞き、もともとの岸和田城がどんなものだったのかに興味をもったことから本来の岸和田城に興味を持った5人の生徒でチームを組み、この研究をスタートさせた。 この研究の最終的な目標は本来の岸和田城の姿を3Dプリンターを用いて現実に再現することで、そのためにFreeCADというソフトウェアを用いて岸和田城の3Dモデルを作成している。本校に保存されている貴重な資料群、通称岸コレや現在の岸和田城にある資料館などから本来の岸和田城に関する記述や絵からその姿を抽出し、3Dモデルにしていく。 そして完成した3Dモデルをプリントアウトし、それをさまざまな手段で世間に知らせ、今回作成したwebページとあわせて更なる岸和田城の情報を集めることを目的に研究を続けている。 この研究が完成することによって生じるものに目に見えた価値は見出せないかもしれないが、自分たちはこの研究を通じて過去の岸和田城に光を当て、歴史に埋もれた本来の姿を取り戻してほしいと考えている。 今回の取り組みを通じて岸和田城に更なる改修工事がなされるようになれば、この研究にも大きな価値が生まれる。 それを目指してこれからも研究を続けていきたい。
最終審査員 五藤 博義 (レデックス株式会社 代表取締役)
落雷で消失し、実際よりも低層で再建された岸和田城の姿を、3Dプリンタで再現することに取り組んだ活動報告のWebページです。科学的な手法に、高校生でも取り組めることを示している点で、訪問者を勇気づけてくれる内容です。「作成のすゝめ」コーナーで、自分たちが使ったフリーソフトの使い方を紹介しているのも親切です。