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制作者による作品紹介
この作品は、タイトル「Flame Reaction」が示す通り、炎色反応の学習を目的としたサイトです。この作品は炎色反応を学ぶために必要な知識をはじめから習得することができます。できるだけ内容をかみ砕いて、わかりやすい表現を用いました。 この作品の特徴は、物理学、化学、量子力学、数学のアプローチがあることです。それぞれの項目の中で、それぞれに関連する内容を学ぶことができます。色についての学習、原子の電子の軌道についての学習、イオンについての学習と、これらはどれも炎色反応に必要な知識ですが、同時に他の方面へと広げていける内容です。これについても作品中でやさしく解説されています。 それぞれ、なぜそうなるのか、どうしたらそうなるか、を考えられるような仕組みになっています。もちろん、それは随所にヒントがちりばめられ、そのうえでのつながりになっています。どのような仕組みになるのかを最後に確認でき、また、実験に関してのマニュアルも作成しました。実験を行う上での注意点、準備など、炎色反応を観察するために必要なことをまとめました。 この実験マニュアルと別に、動画でどのような反応を示すかも確認できるようになっています。それぞれの金属で異なった反応を示すので、よりわかりやすい実験・学習が行えるようになっています。 このように、それぞれのコンテンツで、さまざまなことを学べる作品を私たちは作成しました。
最終審査員 成田 雅博 (山梨大学 教育人間科学部 准教授)
炎色反応について、文章、図、動画等を使って詳しく説明をこころみたもので、Webのデザインはシンプルながらコンテンツをバランスよく配置しています。また、実験動画は、教師が授業での提示に使うこともでき、評価できます。ただ、炎色反応のメカニズムを量子力学から説き起こす努力は評価しますが、アニメーション等も活用しながら、もう少し実体的イメージを強調した説明を模索した方がもっとよいものになると思います。