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制作者による作品紹介
「蛇口をひねると・・・」は日本、そして世界の水にまつわる様々な情報や問題を集めたホームページです。 私たちは修学旅行でオーストラリアを訪れ、日本に比べて大変熱心に節水が呼びかけられていることにとても驚きました。 そこで私たちは日本の豊かな水資源や、水道水がそのまま飲料水として利用できる優れた浄水技術に興味を持ち、また同時に他の国の水事情も知りたいと思うようになったのです。 このホームページでは「日本の浄水技術」と「水問題の概念」という二本の柱をもとに、海外の水問題やそこから生じる病気、また食糧問題を理解する上でも重要な概念である「バーチャルウォーター」の考え方も紹介しています。 「水問題」がイメージの難しい問題であることは確かです。そこで少しでも分かりやすくするために文字は出来る限り減らし、一つ一つに大きな図やイラストを入れています。 さらに、ワークシートやクイズなども取り入れ、学んだ内容を楽しみながら復習できる形にしました。『学ぶ』『遊ぶ』『深める』という3つの項目で理解を深めてほしいです。 日本に住んでいれば水に不自由したり、汚れた水を飲んで病気になったりすることはほとんどありません。それゆえに水は無尽蔵にあるかのようにさえ感じてしまいす。しかしこれは日本や限られた国でのことで、世界ではこのことが当たり前でない地域もたくさんあります。この事実を是非私たちと同世代の人たちに伝えていきたいと思います。
最終審査員 山西 潤一 (富山大学 人間発達科学部 教授)
水に関わる問題について、「学ぶ」、「深める」、「遊ぶ」のカテゴリーで、大変うまくまとめられています。特に「学ぶ」では、日常の身近な水問題が取り上げられ、学習者の興味関心が高まる内容です。図も大変効果的に使われています。また、「深める」では、興味深い実験が実際に行われ、授業への活用も期待されます。ワークシートによる知識の確認など学習への配慮も考えられ、学習コンテンツとしての完成度が大変高い作品です。