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制作者による作品紹介
今回、私たちが作成したホームページでは「食糧問題」をテーマに取り上げています。普段あまり身近に感じられない「食糧問題」ですが、食糧自給率や輸入依存など、現在の日本にも深く関係しています。また「食糧問題」は、テレビやマスコミでしばしば大きく取り上げられる「地球温暖化問題」や「エネルギー問題」、さらには「貿易」や「所得格差」などの社会問題とも関連付けられる幅広い問題です。 そこで、私たちのホームページでは、問題点を細かく取り上げ、「食糧問題」の位置づけについての解説を紹介しました。そして、対象である中学生が理解しやすいように、難しい用語はページの横に説明を載せたり、文章中に解説を付けました。 また、「食糧問題」は一言で答えが言えるような問題ではなく、多くの人に考えて欲しい問題なので、まずは自分たちの意見や話し合ったことを、キャラクターたちのディスカッションやコメントという形で豊富に掲載しています。 さらに、いくつかのパターンのPDFファイル形式の教材を設け、それを印刷してサイトを見ながらワークシート学習ができるように工夫しました。 PDFワークシートは、サイトを見ながら穴埋めをしたり、関連性を書きこんだり、用語の暗記用に利用したりと、様々に活用できます。 内容をイラストや図と共に「見て」、用語の意味をその場その場で「学んで」、キャラクターと共に「考える」、理解を深める工夫が満載のページです。 「食糧問題」はなかなかイメージし難い問題ですが、将来大きな問題になり得る、見て見ぬふりをしてはならない問題なので、身近なところから理解を深め、関心を持って欲しいと願って作成しました。
最終審査員 山西 潤一 (富山大学 人間発達科学部 教授)
食糧問題に関わる今日的テーマが幅広く、かつ深く調べられ、製作チームの問題意識が明確になっていて素晴らしいと思います。 特に「考える」では、最近の話題を取り上げ、考えさせる工夫がよくされています。TPP問題では、賛成・反対のデスカッションを 通して課題がよく分かるように工夫されている点が高く評価されます。様々な学習場面を想定したワークシートも大変実用的で、 学習教材として質の高いものとなっています。